慢性疲労や免疫力低下など影響は全身に😭
悪い姿勢の代名詞ともいえる「猫背」。長時間 のスマホやパソコンなど、同じ姿勢を続けている と、背中が丸くなりがちです。
背筋を伸ばしているときより、丸めているときのほうが長いと、そ のほうが楽だと感じるようになります。 正しい姿 勢を保つ腹横筋や多裂筋も使われず、徐々に筋力が低下します。
猫背は体に想像以上の負荷をかけています。 人 間の頭の重さは体重の約1割、体重60㎏の人なら 5~6㎏で、重いボウリングの球が乗っているよ うなものです。背中が丸くなればなるほど首や肩 にかかる負荷が増えます。 ニューヨークの脊椎外科医ケネス・ハンスラージ氏 (Dr. Kenneth Hansraj ) の研究によると、頭を前に15度傾けると頚椎(首の骨)にかかる負荷は約12㎏、60度傾け たときは約27㎏(頭の重さの約5倍)もの負荷になるというのです。
それを支えている頚椎をはじめとする背骨と、 首・肩・背中の筋肉は、悲鳴を上げています。首こり、ストレートネック、肩こり、四十肩、五十肩、目の疲れ、腰痛はいうに及ばず自律神経や慢性疲労、免疫力の低下など、影響は全身に及びます。
シニアの場合は、運動能力の低下から、 けがやフレイル(虚弱状態)、 認知症などになる 可能性も高くなります。たかが猫背と思わずに、 体幹を鍛えて予防・改善に努めましょう。
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