内臓脂肪周辺の脂肪が生活習慣病の原因に!?
ぽっこり突き出したお腹や年々増えていくウエストサイズ・・・お腹まわりの脂肪に悩まされている人は少なく無いでしょう。
ぽっこりお腹の原因は、『内臓脂肪』と呼ばれている脂肪の蓄積です。内臓脂肪とはその名の通り、内臓の周囲、腸などの消化器官を固定している膜にたまる脂肪。溜まりすぎた状態は『内臓脂肪型肥満』と言われ、そのシルエットがリンゴに似ていることから『リンゴ型肥満』とも呼ばれています。
そもそも体につく脂肪には3種類があり、内臓脂肪のほかにまず『皮下脂肪』があります。皮下脂肪は皮膚のすぐ下につく脂肪で、腰から太ももにかけて蓄積しやすいという特徴があります。過剰に溜まった状態は『皮下脂肪型肥満』、あるいはそのシルエットから『洋梨型肥満と呼ばれています。
もうひとつは『異所性脂肪』です。体のたまるべき場所、筋肉や臓器についた脂肪のことを言います。
厚生労働省は腹囲をメタボリックシンドローム(心臓病は脳卒中などになりやすい病態)の診断基準の一つとしていますが、
これは内臓脂肪が健康を害する物質を放出することがわかっているから。ぽっこりお腹は生活習慣病を引き起こす危険信号とも言えるのです。
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