美容と自律神経の関係～肌と髪～

肌との関係

自律神経は、皮膚の血流や汗腺の働きを調整しています。

交感神経が過剰に働くと、血流が減少し、皮膚の栄養供給が滞ります。これにより、皮膚の新陳代謝が低下し、乾燥や老化が進む可能性があります。また、ストレスによる交感神経の過剰な活動は、皮脂分泌の増加を招き、ニキビや吹き出物の原因となることがあります。

またストレスは皮膚のバリア機能を低下させ、乾燥や炎症を引き起こし、慢性的なストレスは皮膚の老化を加速させることも明らかにされています

髪との関係

自律神経は、頭皮の血流を調整し、毛包の健康を維持する役割を果たします。

交感神経が過剰に働くと、頭皮の血流が減少し、毛包への栄養供給が不足します。これにより、髪の成長が阻害され、脱毛や薄毛の原因となることがあります。

ストレスは脱毛症の一因となることがいわれています。ストレスが毛包の成長サイクルを乱し、成長期の短縮や休止期の延長を引き起こすことも示されています。

次回は体重との関係についてお伝えします。